エリートSN6 The Third

SN6は未来的でシンプルなデザインに、かっこいいリロードモーションもあって、見た目だけでいえば一番好きな銃だ。
しかしデフォルトのSN6は、能力的にパッとしないというか、威力が低い上にレートも低いのでどうしてもアタッチメントなしでは扱いづらかった。
他のSMGが「発射レートのMP11」「3発キルのASM1」のように個性派揃いであるがゆえ、もう一押し何かが飛びぬけていたらと思ってしまう。
そんなわけで、あらゆることをそつなくこなすが、いまいち冴えないメインヒロイン、みたいな微妙な立ち位置となっている。





このSN6 TheThirdは、威力が1、射程が2上がっている。
これがなるほど、戦闘力の色を濃くしてきたというわけだ。機動性がマイナス3となっているが、
もしかしたら足が遅くなっているかも知れない。というよりEXOムーブがあるし、軽量武器のサブマシンガンなので、足が遅くなったとしてもさほど問題ではない。

それよりも、機動性はエイムの早さに影響し、デフォルトのものと比べて狙いを定めるスピードが3フレームほど長くなっている。
3フレームといえど体感できるほど遅くなっているわけだが、正直なところ、あまり気にならない。
デフォルトのSN6では、アタッチメントによる矯正をしなければとてもじゃないが使い続けるのは若干気が重い。

しかしこいつは、気がつけばずっと使っている。それぐらいしっくりくる。
それもそのはず。SN6TheThirdは、ビンテージ物を見たときの不思議な懐かしさと、ぬくもりを感じさせるウッドないでたちをしている。

マガジンキャッチの上には、Tシャツや、雑誌などでよくお目にかかれるアーミーフォントでSN6と描かれており、これもまた古き良きを思い起こさせる。
↑アーミーフォント。

未来的なシルエットに、木材の時代錯誤なコントラスト。これがなかなか味わい深い。古いものも新しいものも好きな人は、もうこの銃意外ありえない。
古きの厳粛さと新しきの遊び心が両方そなわり最強に見えるというものだ。
見た目よし、使い勝手よし、自己主張よし。それでもなお奥ゆかしさを持ち合わせ、晴れてメインヒロインに返り咲いたのだ。