【CoD:IW 武器解説】Auger - Fury 完全にXMGだこれ!



完全にXMGだこれ!
インフィニティワードよこれはファンサービスのつもりなのか!?やるじゃん。 これは2017年5月3日に行われたアップデートにより追加された二つの武器のうちのひとつ、ライトマシンガン Auger これはそのエピックバリアント フューリー 怒り!!!を補給将校のポンコツロボットが寄越してきたので紹介と解説をしていくぞ。
基本のAuger、端的にいうとガトリングだ。テクスチャが貼られていないのっぺりしたポリゴン画像が3ヶ月ほど前にリークしたとき、ストリークではなく通常のロードアウトとして使えそうな雰囲気に興奮した人も多かったと思う。私もそのうちの一人。
特筆すべきは発砲時に発射レートが2段階に上昇すること。最初の三発は発射間隔が少しあり、指切り打ちやバースト打ちに最適。反動により銃口が大きめに跳ねてしまう時はあるが、たまに気分の浮き沈みがあるのか全くの無反動の時もある。総じて指切りうちであれば、問題になる程に大きく横方向に跳ねてしまくことはない。ただし腰だめうちの時は少し事情が違うようだ。詳しくはデュアルじゃない方の動画で説明したい。

4発目以降は発射レートが劇的に上昇しおもむろに弾をばらまいていく。撃ちっぱなしにしていれば照準がどんどん上に登って行ってしまうが、一定まで登るとそれ以上は登らないようだ。天井に着くまでは下方向のリコイルコントロールを多めにしてやる必要があるので3発目以上撃つのであれば打ちっぱなしにして天井につけた方が、制御は簡単になり狙いをつけやすくなる。 1マガジンの弾数も十分に多く、敵が立て続けにお出まししても臆することなくイケイケで戦うことができ、継戦能力が試されるシチュエーションで本領を発揮する。撃ち続ければ縦反動が弱まるので、そういう時にはトリガーハッピーのほうが得をするかもしれないよって感じだ。
 
ところで、ガトリングといえば、発砲していない時でも臨戦態勢としてバレルが高速に回転しているシーンを映画とかでよく見ると思う。火を噴かん時を今か今かと待ちわびる、その威圧感たるや一晩語り明せる相手を募集したいところなのだが、Augerにはバレルをあらかじめ空転させておくような構造は無いようだ。初弾発射と同時にバレルの回転が開始される。



ゲーム的にいえばADSをしている時にぐらい空転動作をしていてくれてもいいんじゃないか?そうすれば人間セントリーガンのロールプレイも捗りそうなものなのに。 ともあれ一丁のガトリングだけでさえ話すことは多くあるのだがエピックバリアントのAuger Furyはふざけたことに左手にも同じ重量級のガトリングを装備してしまった。 1つの銃身3本のバレル、左手合わせて計6門のミンチ大量製造機が火を噴く! 見よこの威風堂々たる姿。またあるものには涙なくして語れない、かつての勇姿を思い出させる遺伝子を。
ガトリングのデュアル。言いたいことはわかるな?もう一度言うぞガトリングのデュアル。そう、これはコールオブデューティーアドバンスドウォーフェアに登場し、イかれたコンセプトにぶっ飛んだデザインで多くのネタ勢に愛されたデュアルガトリングマシンガンのXMGと瓜二つ。
AW民だった私もこれにはニッコリ。そしてビックリ。暗号キー900個目で派手なエフェクトと音ともに飛び出した時、一緒に心臓も飛び出したかと思った。 こいつには重複サニティというどんな武器でも無理やりデュアルスタイルになるというトレイトが付与されている。現在のところこれと同じトレイトが付いているのは、ミッションチームのセイバーチーム7ランク50到達の報酬、HVR-Gemini だけだ。非常にレアなトレイトと言える。
手に入れたのはMkIIでした。
撃ってみると、上向きの反動は非常に強い。デュアルだけあって倍の反動を食らうことになり、一度の跳ね上がりは精密射撃を断固として阻止しようとするものなのだが、ただしそれを感じるのは一瞬だ。反動は打ち始めがより顕著であり、発射レートが一段上がる頃には、つまり数発撃つだけで、デフォルトのものと同じく天井につき縦方向の反動そのものは意外と少ないように感じる。 問題となるのは、大きく、そして細かい横反動と、ガバガバにおおっ広げのクロスヘア。

デュアルというと精密射撃を犠牲にして単純な発砲数を倍にするという、最もピーキーな性格に変えるアタッチメントであり、であれば腰だめ射撃も比較的得意な軽量武器、ハンドガンや、大きくてもサブマシンくらいがギリギリ実用に耐えうるラインのもの。 だがAugerはライトマシンガンだ。よりによって腰だめ射撃をするような近距離戦闘が大の苦手なカテゴリを腰だめに縛られるデュアルにしちまったもんだから、狙って撃つなど言語道断。命中率や残弾数などは雑念となり、考えることは敵が自分に気づいているかどうかと、敵と自分の距離のみ。 基本的には近距離戦闘、というかそれしかできないんだが、ショットガンほどのレンジで戦うことになる。しかしクロスヘアは悲しいほど広く、飛んだり走ったりするだけでそれは下痢のケツ穴ほどガバガバになる。発射レートが鬼のように高いとはいえ当たらぬ弾に意味などない。もう、この辺かな?と大雑把に敵をとらえ、当たってくれ〜と祈りながら発砲することになる。 そんなわけでレーザーサイトのアタッチメントは必須だ。

レーザーサイト。果たして頼もしいのか?

Furyの装備できるアタッチメントは5つと非常に少ない。その中でも唯一まともなレーザーサイトは、デュアルガトリングライフを始めるマストアイテム。 最初に解除されるのはライフルバレルであり、しばらくはこれにお世話になるだろうが・・・それ以前にこの武器で武器レベルは上げない方がいい。デュアルガトリングに慣れておくだの、レーザーサイトによる変化を楽しめたりだのも考えられるが、それでも代償として失う戦績があまりに大きすぎる。 レーザーサイトがアンロックされるまではデュアルに手を出すのはやめておき、バリアントのどれかが手に入ればデフォルトのモデルが使えるようになるので、それを使って武器レベルを上げてからにしよう。 でなければ運要素が強すぎて、祈りしか救いがない戦い、もとい苦行を強いられることもないだろう。

遠すぎて当たらない・・・。

レーザーサイトを解除したか?よし、祈れ。 レーザーサイトをつけたとはいえ腰だめ撃ちの苦手なカテゴリの性格上、これだけでは打開的解決には至らず、やはりうちだした弾の大多数は敵の体をかすめて飛んでいく。 しかしこれによってほんの少しだけ体感できるほど、雀の涙の機会ほど、わずかながら、オカルト的に、当たるようになる。 それでも弾が明後日の方向に飛び壁や地面を穴ぼこにして困っているのであれば。 祈れ。 リロードの時間は3.5秒と4.3秒のMaulerの次に長い。


クロスヘアが消えてからHUDの数字が変化するまでのタイム
例によってデュアルの武器はリロードを行う最、マガジンを抜き取るところまでは見せてくれるものの、装てんの様子までは見せてくれない。両の手が武器ともども画面外にフェードアウトし、しばらくすると何事もなかったかのように画面に登場し構え直す。 Furyのリロードもその例に漏れず画面外に消えるので、3秒半もの間画面に武器が表示されず、リロードの進行状況すら見ることができないこの瞬間は、FPSプレイヤーにとって未知の体験のはず。

※リロード中。バグかと疑うリロードの長さ
これ、ほんとにリロードしてるのか?と不安になり、実際はMaulerほど長くはないのに、無限にも思える時間を感じる。きっと相対性理論はここにあるのだろう。 デクスタリティをつければこれを1.8秒まで短縮できる。他のライトマシンガンにデクスタリティをつけるより0.1秒お得。 敵の航空機が飛び始めるまでは、デクスタリティを装備したロードアウトで戦い、ウォーデンやバルチャーが出てくればブラインドアイのロードアウトに切り替え、これを打ち落とす、なんていう荒業もできる。AW時代でもXMGでよくボミングランを打ち落としたものだ。 ただしXMGと違ってロックダウンモードはないので、気持ちだけでもしゃがんで撃ちまくり、他の誰にもこなせない数少ない仕事を全うすべし。

打ち落とせ~!
Furyにもデフォルトと同じく一度だけフルに補充できる分の予備の弾を持っているが、それを込めるにはいかんせん無防備になる時間が長い。敵を倒すにはマガジン内弾薬が少なく、リロードを挟みたい時、味方の援護を受けられそうになかったり、自分が負傷しかつ狙われているような危険な時にでさえ敵を打ち倒し勝利する、あるいは道連れにしてやらんとするときには、シナプスのペイロードのリワインドとの相性ばっちり。 リワインドを発動された敵は、その影を追いかけ巻き戻った君を倒してやろうと親切にも近づいてくれているはずだ。そういう時には思わず決め台詞を放ちたくなるな。第二ラウンドといこうじゃないか。
リワインドで危機回避!

さてAuger Furyを使う上でどういう立ち回りが有効なのかという題。コレには結構な時間とキルレを費やしたが、やはりショットガンと同じく室内制圧に貢献するのが良い。近接戦闘の射撃中でも距離は近いほうが命中しやすくなるので、射撃しながらすばやく近づくことができるガンホーはPerk3の第一候補になる。ついでに走り解除モーションもなくすことができる。 半身を隠して敵を迎え撃つ姿勢ができるカバーがあれば、そこで敵を待って、引きつけて撃つのも有効。カバーがなければ伏せ撃ちでも良い。むしろ伏せ撃ちのほうが弾はよく当たるのだが、かわりに自分は動けなくなるので、敵を倒せなければ自分が死ぬという一種のギャンブルにより、胆力が鍛えられるぞ。


誘って、待つ。
室内で迎え撃つ。コレを意識しながら戦えば無残な戦績に涙することはなくなると思う。考えなしに使おうとすれば問答無用でキルレを喰らっていく、そんな武器だ。 だからこそ輝かせるためにいろいろ考えたり工夫したり、が、楽しいわけだ。 戦場で目立つこと間違いなし。超弩級のデュアルガトリング。圧倒的弾幕で敵とウォーデンをスクラップにしてやれ。キルが取れるかどうかは、こいつがデレてくれるか否かで決まる。しかしこいつとともに走る戦場は、ある者には懐かしい感情を湧きたてさせ、切なくも愛おしい、幸せな時間をもたらしてくれるだろう。Auger Fury 楽しいぞ。
威風堂々!
さーてー、2017年の新作CODはベトナム戦争ではなく第二次世界大戦だそうです。IWのゲームトレーラーの動画とくらべてWW2のは好評。未来背景のCoDが連発した反動からか、ほのかに期待している人も多いと思います。 私も楽しみ。CoDの良く遊ぶゲームモードはグランドウォーで、あの大人数が入れかうすったもんだのお祭り感が好きなのですが、WW2でノルマンディーの上陸作戦の再現なんかができるとおもうとわくわくせざるを得ませんね。お前は銃!お前は弾!銃は二人にひとつだ! 一方で過去最高にバッシングをくらったIWをはじめこれまでの未来路線のCoDにユーザーがうんざりしているのも開発側は知っているはずなので、しばらくの間この先数年は、ジェットパックやスピーディなムーブのあるCoDは出てこないと思っています。 まあ開発に3年を要しているゲームに、3年後のユーザーの感情を読み取れ、なんていうのは酷な話だよね。3年間はひとまず安心。インフィニティワードは満を持してMW4をリリースするでしょう。 とはいえそう考えると、なんだかこの動き方に名残惜しさを感じたりします。 今作はクソゲー、そういいながらやるのがCoD。それは惰性かはたまた呪いか。私たぶん一生死ぬまでCoDを、やるでしょうね。 あーーーーー Destiny2たのしみだな~~~